開催期間も残り少ないカルティエ展、ダイヤモンドの様々なカットが見られたのが個人的にとっても嬉しかったです!
街に溢れるジュエリーショップ、ダイヤモンドといえば大抵はラウンドブリリアントカット。
でも、エメラルドカットのエンゲージリングも流行ったし、ファンシーシェイプのダイヤモンド、気になります……私は昔から、ペアシェイプが気になっていました。
マリーエレーヌさんのペンダントも、よくクリトップって言われているタイプを最初に買ったくらい。
でもダイヤモンドのファンシーシェイプとなると、いいお値段がする……しかも探してもらうか、取り置きしてもらわないと、常時は置いていないかもしれない……でも直接見てみないと、ファンシーカットの好みは分からない……取り寄せてもらった上に思っていたのと違うかもしれない……どうしたものかな~、なんて思いながら、インスタを眺めたりしていました。
ところが、カルティエ展では、さまざまな形のダイヤモンドが豊富に使われており、そのカッティングの違いを見るのに……ひいては自分の好みのダイヤモンドシェイプを再確認するのに、とっても参考になりました!
展示されているのは、比較的新しいジュエリー
今回のカルティエ展におけるジュエリー、展示されているのはネックレスが中心ですが、どれもこれも超高級品であるのは当然として、比較的製造が新しいです。
ということは、カッティングも今風ということ。
こんなに大きくないけれど、自分で買える大きさのダイヤモンドだって、似たような輝き方をする……はずです!
もちろん、わざとクラシカルなカットにしているものもあります。
余談ですがカボションのエメラルドがあまりに美しく、ケースのところに二度も並んでしまいました。
すごかったなあ……
ダイヤモンドの形は、やっぱり実物をみるとイメージと違う!
カット技術の向上と、CADをはじめとした機械の発達により、私のような庶民でも買えるダイヤモンドのカッティングも、ある程度の質が担保されつつあるそうです。
あとは大きさとクラリティ……
こればかりは、ブランドの取り扱うレベルや目利き。
同じ「インクルージョンひとつ」でも、その位置、色、形によって、おそらく光に影響が出るものや問題ないものなど、極めて微小な差が出るはずです。
でも、見た目に影響と言えば、なによりもまずはダイヤモンドの形そのもの。
光り方にそれぞれ、個性が出るんです!
これが比較的わかりやすいかな? ワニの模様が、カットが違うダイヤモンドで表現されています!
セレブに人気のエメラルドカット、個人的に好みのペアシェイプ、大きく見えるオーバル、落ち着いた可愛さのハート、ちょっとコケティッシュなマーキース……
常日頃比較しているのは、ブログや紙媒体の写真。
やっぱり本物を見てみないと、分からないことだってある。
特にジュエリーは、身につけて初めて、「あ、これ合わないかも」って思うことがあるので。
展覧会の宝石だって身に付けることは出来ませんが、その輝きを間近で見られる大チャンス。
私、マーキースが思っていた以上に輝くことに驚きました!
細いから光としては弱いのかなと想像していましたが全くそんなことはなく、細いほうこそ細かく光をキラキラ反射していて、とっても素敵。
なるほどおしゃれな人が選ぶわけだなー!
それからバゲットだと思うのですが、鳥の羽の、骨というかライン部分に使われていて、周りのブリリアントとは異なる線として強調されているのに感動しました。
硬質な輝きであり、輝いているにも関わらず水のような透明感を実感したように思います。
できたら裏側も見てみたかった。
写真を許されるエリアが最後のところだけなので、実物のお写真はあんまりないのですが……いえ、やっぱり、実際に見て頂きたい!
宝石の素晴らしさ、展示に使われている木製のトルソーの独特さなどはもちろん、ダイヤモンドの購入を検討している私にはカットの違いがとても参考になったので、記事にさせていただきました!
なお、前回マリーエレーヌさんのときも測ってみた図録なのですが、カルティエ展の図録は1.4キロありました。
やー……見目からも分かっていましたが、重いです……ご注意をば!