すみだ水族館、楽しかったです!
実は行く前、「あまり大きな水族館ではない」「料金が高い」など、ネガティブな意見も聞いていたのですが……私は心から楽しめました。
「何を見ようとすると」行って良いと思えるのか、また、どういうことが「期待できない」のか、書いておこうと思います。
展示で素晴らしかったこと!
水槽の水草が丁寧に育てられている
アクアリウムを作ろうとしたことがある方ならすぐ分かると思うのですが、本当に水草が上手に植えられています。
縦に2m、横に3mはあろうかという大きな水槽いっぱいに水草が植えられ、枝が組まれ、その間をテトラなどが群れで泳いでいるのに感動しました。
水槽が多方向から見られるように工夫されている
すみだ水族館は東京スカイツリー内にあります。
そのため、午後になると平日であっても急速に混雑します。
浅草が近いためか、国外のお客さんも多いです。
子供さんがツアーで訪れたり、カップルがいたり、沢山の人混みは当然。
しかし、水槽が前からも後ろからも見られるように工夫されているため、「完全に何も見えない」という時間は案外少なく済むのではないでしょうか。
大型水槽を裏側から覗けるなど、探検気分の小窓も。
通路が多いので、意外と人が通らないときもあり、穴場気分でした。
クラゲの展示はラボ風になっている
ちょっとした実験室のように見せてくれています。
多くの子供さんが喜んで張り付いていましたね。
金魚の展示は「上から」見られる
透明なガラスなんて超高級品だった江戸時代、金魚は壺や瓶で飼うもので、従ってそもそも金魚とは上から楽しむものだったそうです。
多くの水槽が「真上から」見られるように展示されていて、場合によっては水が跳ねることも。でも、それだけ近くに展示してくれているということ。
屋台風に乗せられた金魚の展示もありましたが、全景は人が多くて撮れませんでした。
ペンギンの水槽が屋内にある
鳥って可愛いんだけれど、けっこう臭いがあるんですよね。
小鳥の籠だけでも独特の臭いがありますし、ペンギンの大きさと数を考えたら、外の方が風が通っていいと思うんです。
実際、多くの水族館で、ペンギンの展示って外か、半屋外ですよね。
そのため雨が降ると見辛かったり、日差しがきつかったり。
でもここでは完全に屋内で見られます。
しかもペンギンが好奇心旺盛なためか、人がいると寄ってきてくれたり。
水槽の高さが低くなっているので、水しぶきがかかることがあります。ご注意。
見ていた限り、ずっと、水底でフンをバキュームで吸っている担当の方がいらしたり、岩の上の汚れをホースで散らしたり……相当の注意を払った上でのことと思われます。
たぶん空調も相当工夫されているはず。
すみだ水族館には「無い」もの
各魚・水草についての詳細な説明
水草のある水槽の時に特に感じたのですが、小魚の説明など、「敢えて省いている」のではないかなと感じました。
アシカやペンギンの説明はあるのですが、ネオンテトラなどの説明は多分なかったです。
あんなにたくさん使われている水草についても、個々の説明はなし。
場所を有効に活用するためなのかな。
展示物について深く知ってもらうというよりも、全体を眺めて楽しんでほしい、癒されてほしい、そういうコンセプトを感じました。
ショウやペンギンの散歩などはありません
イルカもいないし、こじんまりしているので、ショウなどができる水族館ではありません。
個々のペースでのんびり歩きながら見て回る、そういう水族館だと思います。
全体として、「わぁ!」というインパクトがある水槽はないのかもしれませんが、どの水槽にも丁寧に手が掛けられ、水槽の配置も工夫されている、そんな印象を持ちました。
行って良かったです!