暖炉って憧れなのですが、フィンランドに行ったとき、「暖炉は日頃から親しんでいない人間に扱えるものではないな」と感じました。
ラウンジに大きな暖炉があり、その前で温かい果実ジュースのお湯割りを頂いて心底温まったのですが、薪ひとつとっても、太さ別に積み上げてあって、火……というか暖炉の扱いに慣れない人間には、どのくらい足せば温度を一定に保てるのか、また消すときにどうしたらいいのか、そんなに簡単に理解できるものではないな、という印象でした。
でも、ずっと憧れなんです、暖炉! 浪漫がありますよね。
私自身、寒さには強い方(むしろ暑さに弱い)と自負しておりますが、それでも冬だし寒いものは寒い。
しかもこの時期、お風呂場などと脱衣場の温度差で起こるヒートショックなどが原因で、多くの事故が起こっています(東京都、山形県、佐賀県において2012年10月からの6ヶ月間で救急要請された入浴事故の総件数は4,596件・参照)。
主に高齢の方への注意ではありますが、若いからといって油断できるものでもないし、事故に繋がらなくてもそもそも寒い。
あと、親の家のことなんかも心配になります。できるだけ温度差がないよう、暖房器具を脱衣場に置きたいところ。
しかし万が一、タオルなどで発火すると困るので、電気ストーブだと、狭い脱衣場ではちょっと不安。
そこで、お風呂場前に、試しに電気暖炉を導入してみました!
これ。すごくそれっぽくないですか?
ガラスのケースの内側で、まるで本物の暖炉みたいに火が動いて見えるのですが、擬似炎なのでただそう見えるだけです。
コンセント周りに物を置かないことと、濡れた手でコンセントの抜き差しをしないように注意する必要はありますが、すぐに温かくなりますし、何よりとっても雰囲気が良い!
ちょっとブオオオという音がするんですけど、でも十分に「それっぽい」。
立ち上る炎も映像で表現されているんですが、数回ぱしゃぱしゃ写真を撮っただけではうまくお伝えできないかもしれません……
後ろのゆらゆらした炎が、映像で表現されているんです
これなら、普通に暖房器具を使う注意だけ守れば、私にも使いやすいです。
だってスイッチ入れるだけですから。
火を消すのに注意深くならなくてもいいし、酸素不足とか気にしなくてもいい。
それに、煙が出ないので、家具が汚れる心配もないし。
自室もこれがいいなあ……とまで感じたくらいなのですが、暖炉から離れるとすぐに寒くなってしまうので、ちょっと部屋を温めきるほどの力はないかもしれません。
部屋は普通のエアコンが一番かな。
寒い冬ですが、こういう小物で良い雰囲気を味わえるのは楽しいです!